プロペシアのジェネリックってどうなの?

現在、プロペシアを服用されている方が、服用を継続する上で悩まれることの一つが、費用だと思います。

現在プロペシアの服用は自由診療ですので、お薬代や診察料の全てが自己負担となり、およそ月7,000円程度、継続が推奨されている6か月では、約5万円の費用が掛かる計算になります。

そこで、費用を少しでも安価にできるジェネリック品への切り替えを検討されている方も多いと思いますので、ジェネリック品の種類や、有効性、安全性、そして気になる費用についてお話しします。

 

プロペシアジェネリック品とは。

プロペシアは、MSD社が最初に開発したフィナステリドを有効成分として含有する薄毛治療薬です。

フィナステリドの特許期間満了により、他社でもジェネリック品を製造することが可能となりました。

ジェネリック品は、プロペシアと同一でなければならない点と異なっても良い点があります。

まず、同一でならなければいけない点は、

・効果、効能・有効成分・有効成分配合量・用法、用量です。

異なっても良い点は、

・薬の色・薬の形・味・添加物

です。

この理由は、色や味を変えることで、より服用しやすくなる場合などを想定しています。

現在、日本国内では、ファイザー社、沢井製薬、東和薬品の3社がプロペシアジェネリック品を販売しています。

 

プロペシアジェネリック品の有効性

プロペシアジェネリック品には、プロペシアと同じ有効成分のフィナステリドが同容量配合されてますので、有効性も同等で、安価な製品になります。

その理由は、ジェネリック品では、商品開発費用が大幅に低減できることが、要因となります。

 

プロペシアジェネリック品の安全性

プロペシアジェネリック品は、配合されている有効成分や配合量がプロペシアと同じですので、安全性や副作用に関する注意事項に関しても、プロペシアと同等となります。

特に副作用に関しては、プロペシア同様以下の様な点に気を付けることが大切です。

・肝機能障害・性欲減退・勃起機能不全・精子数減少

これらの副作用は、プロペシアでも見られるもので、同様にプロペシアジェネリック品でも見られますので、医師の指導の基、服用することをおすすめします。

 

プロペシアジェネリック品の価格

では、プロペシアジェネリック品の価格は具体的にどの様になるのでしょうか?

プロペシア:28錠 6,000円~7,000円に対して

・ファイザー:28錠 4,300円  90錠 13,000円

・沢井製薬 :28錠 4,300円 140錠 20,000円

・東和薬品 :30錠 4,300円 150錠 20,000円

であり、3割から4割程度、服用の費用を抑えることができます。

また、プロペシアジェネリック品は、海外でも販売されており、

・フィンペシア(インド):100錠 2,990円

・フィナロ(インド)    :100錠 2,395円

・フィナバルト(インド):100錠 2,942円

など、国内品のジェネリック品よりも更に3割程度安価に購入することができます。

但し、これらのジェネリック品はすべての病院で扱っているわけではありませんので、特に海外品については、個人輸入で購入する必要があります。

医薬品の個人輸入は、転売を目的としなければ違法ではありません。

しかし、幾つかのデメリットもありますので、良く理解した上で、購入する必要があります。

注意すべき点として、

・何らかの問題が起きた場合、自己責任ということを理解しておく必要があります。

・個人輸入で購入した場合、コピー品や品質の悪い粗悪品が送付されてくる場合があります。これらは、正規のジェネリック品より効果が劣るだけでなく、品質的な問題がある場合もありますので、品質保証書などで正規品かどうかをしっかり確認することが大切です。

・様々なECサイトで取り扱われていますので、利用者の口コミなどを参考にして、信頼できるサイトかどうかの判断が必要です。

 

まとめ

・プロペシアにはジェネリック品があり、有効成分、配合量、同じ用法・用量の薬が安価で入手できます。

・プロペシアジェネリック品は、すべてのクリニックで取り扱っているわけではありませんので、事前に情報を集めておく必要があります。

特に海外でのみ販売されているジェネリック品は、個人輸入で購入しても違法ではありませんが、コピー品であったり品質が粗悪であったりといった危険性がありますので、十分にリスクを考慮した上で購入することが重要です。

・プロペシアジェネリック品には、プロペシア同様に肝機能障害・性欲減退・勃起機能不全・精子数減少等の

副作用のリスクがありますので、医師の診断の基、処方を受けることをおすすめします。

・プロペシアジェネリック品を使用することで、国内ジェネリック品では、3割から4割程度、海外ジェネリック品では、更に3割程度費用を抑えることができます。

 

以上、プロペシアを使用されている方がプロペシアジェネリック品を使用される場合のメリットや注意点についてご説明しました。

自費診療のプロペシアは、医師の指導の基、ジェネリック品を上手に利用して、費用を抑えながら服用を継続されると良いでしょう。

 

 

 

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