プロペシアの服用を検討されている方から健康診断の結果に影響が出るのか?というご質問を多くいただきます。
これは本当でしょうか?
もし出るとすれば、どんな所に影響が出るのでしょう?
また、健康診断を受ける時に気を付ける事は?など、今回は、プロペシアの服用と健康診断結果の関係についてお話しします。
1.プロペシアの薬効を再確認
プロペシアは、有効成分フィナステリドが2型5αリダクターゼを阻害し、男性ホルモンがDHTに転換されるのを抑制することで、毛母細胞の発毛期が短縮し脱毛するのを防ぐ薬です。
プロペシア(フィナステリド)は、服用後24時間で体内から排泄されますので、効果を持続させる為に、1日1回服用することが必要です。
2.健康診断結果ではPSA値に注意!
結論から言いますと、プロペシアを服用すると健康診断結果に影響がでます。
プロペシアの服用によって影響が出る検査項目とは何でしょうか?
その検査値とは、
血液検査によるPSA(前立腺特異抗原)値です。すなわち前立腺がんの判定を行う腫瘍マーカーです。
このPSA値は前立腺がんの早期発見に有効な指標とされています。
臨床試験の結果では、フィナステリドの服用によってこのPSA値が40~50%低下したと報告されています。
ですから、フィナステリドを服用時にPSA検査値が低く出てしまう為、前立腺の異常を見逃してしまう可能性があります。
3.PSAは、健康診断ではオプションに含まれていることが多い
ただしこの検査は、通常の健康診断項目ではなく、前立腺がん検診や健康診断のオプションとして受診するものですので、PSA検査の受診を選択された方は、事前にプロペシアを服用していることを伝えておくことが大切です。
ちなみにプロペシアだけでなく、同じフィナステリドを含有するジェネリック医薬品(フィンペシア等)でも同様の影響が出ますよ。
4.健康診断の直前にプロペシアは飲める?
プロペシアは、PSA値を除いて一般的な健康診断項目に影響を与えることはありません。
但し、検査当日に飲む薬に関しては、プロペシアに限らず事前に申告しておくことが大切です。
5.PSA値以外に気を付けておくことは?
プロペシアの服用時に前立腺がんの検査以外に気を付ける事として、献血、肝臓への負担があります。
献血は禁止
プロペシアの有効成分フィナステリドは、成人男性にのみ服用時の有効性と安全性が認められた成分です。
妊娠中や授乳中の女性が服用すると、男子胎児の生殖器の発達が正常に行われない危険性や、乳児が母乳からフィナステリドを摂取してしまうと、胎児同様生殖器の発達が正常に行われない危険性があります。
この様な理由から、プロペシア服用中の男性はもちろん、服用を中止して1カ月以内の献血は、女性への影響を防ぐため、献血は禁止されています。
肝臓への負担は大きい
プロペシアに限らず、口から摂取された物は全て肝臓で代謝されます。
プロペシアの有効成分フィナステリドは、肝臓で代謝されてから血液中に吸収され頭部に運ばれ作用を発現します。
プロペシアは市販後に行われた調査で、肝機能障害発生率は0.2%となっています。
肝機能の値も注意しよう
臨床試験では肝機能障害の発生は無く、ALT(GPT)値の上昇が確認されています。
ALTとは、アラニンアミノトランスフェラーゼといい、アミノ酸やエネルギーが体内で代謝されるときに働く細胞内の酵素で、ほとんどが肝細胞にあります。
この数値が上昇するということは、肝細胞が障害を受けて血液中に流れ出しているということを示しています。
肝細胞の障害の原因は一般的にウィルスやアルコール摂取などが有名ですので、プロペシア服用時には、アルコールの摂取を控え、肝臓に負担を掛けない様に心掛けましょう。
6.まとめ
健康診断ではPSA値に注意
プロペシアの服用によって血液検査によるPSA(前立腺特異抗原)値、すなわち前立腺がんの判定を行う腫瘍マーカーが40~50%低下したと報告されています。
PSA検査の受診を選択された方は、事前にプロペシアを服用していることを伝えておくことが大切です。
献血は禁止
プロペシアの有効成分フィナステリドは、成人男性にのみ服用時の有効性と安全性が認められた成分です。
妊娠中や授乳中の女性が服用すると、男子胎児の生殖器の発達が正常に行われない危険性や、乳児が母乳からフィナステリドを摂取してしまうと、胎児同様生殖器の発達が正常に行われない危険性があります。
プロペシア服用中の男性はもちろん、服用を中止して1カ月以内の献血は、女性への影響を防ぐため、献血が禁止されています。
肝機能(ALT/GPT)にも注意
プロペシアは市販後に行われた調査で、肝機能障害発生率は0.2%となっています。
臨床試験では肝機能障害の発生は無く、ALT(GPT)値の上昇が確認されていますので、プロペシア服用時には、アルコールの摂取を控え、肝臓に負担を掛けない様に心掛けましょう。
さいごに
以上、プロペシア服用時の健康診断で、異常が出る可能性について説明をしました。
特にPSA検査については、プロペシアの有効成分フィナステリドに特有の影響が出ます。
事前にプロペシアを服用していることを伝えておくことが大切ですよ。
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