フィナステリドを飲むと不妊になるってホント?薬剤師が解説

 

AGAの治療薬として知られるフィナステリド。

ところが子作りを考えているんだけど、フィナステリドは不妊の原因につながると聞いた・・。

ホントだろうか・・。

そんな疑問に、普段は薬剤師として働いている私がお答えします。

 

 

フィナステリドを飲むと不妊になるのか

 不妊になる可能性はある
 子作り中はフィナステリドの使用を避けるべき

結論から言うと、不妊になる可能性はあります。

だけど、知っておいてほしいのは、

飲んだからと言って絶対に不妊になるってわけじゃないってこと。

確率としてはむしろ低いと言えます。

だけど、念には念をです。

妊活を最優先と考えて、

ちょっとでも、その妨げになる原因は避けたいですもんね。

だから例えば、0.1%程度の不妊につながるリスクがあれば

「可能性はある」と考えます。

薬剤師としての立場で言わせていただくと、

子作り中は男性はフィナステリドを飲むのは避けるべきです。

後で詳しく述べますが、

女性も注意してほしいことがあります。

それではなぜ、フィナステリドは不妊につながる危険があるのかを見ていきましょう。

 

フィナステリドを男性が飲んだ場合の不妊につながる原因

 性行為や精液に悪い影響が出て不妊につながる可能性がある
 飲むのをストップしてもおさまらない副作用もあるから要注意

まず、男性がフィナステリドを飲むとどんな副作用があるのか知りましょう。

 

性欲の減退

一番多い副作用は「性欲の減退」です。

確率としては1~5%です。

程度に個人差もあるでしょうし、致命的とは言えない副作用ですね。

ですが、妊活の妨げになるのは間違いない。

 

EDと射精障害、精液量の減少

次に多い副作用は3種類あります。

勃起機能不全(いわゆるEDですね)、射精障害、そして精液量の減少です。

その頻度確率としては1%未満です。

ここらへんは妊活の大きな支障となりそうです。

そしてここまで挙げた副作用のうち、「性欲の減退」と「勃起機能不全」、そして「射精障害」の3つですが、

仮にその症状が出たため、飲むのをストップしたとしても

その症状がおさまらず続いたケースがあったとの報告があります。

飲むのを中止しても回復しないのはちょっと怖いですよね。

症状の内容が内容なだけに、男性としてはショッキングです。

妊活中はフィナステリドの服用を避けておいた方が無難と言えそうです。

 

精液の質の低下

そのほかにも、頻度は不明とされていますが、

精液の中の精子の濃度が落ちたり、無精子症、精子の運動性の低下、精子の形態異常などがあります。

言葉が難しいですが、つまりは精液の「質」の低下です。

精液の質の低下もまた、不妊の原因と言えます。

ただし、これらの症状はフィナステリドを中止すれば改善されるものとされています。

ただ、精液の質の低下は普段生活していてもわからないというところが厄介ですよね。

このように、男性のフィナステリドを服用することによって様々な影響があることがわかったと思います。

妊活中は男性はフィナステリドを飲まないようにすることをおススメします。

 

フィナステリドについて女性にも知っておいてほしい、不妊のリスク

手で触れても吸収される
 吸収されると不妊につながる可能性がある
 そもそも、フィナステリドは妊婦は飲んではけないお薬

フィナステリドは男性の円形脱毛症を治療するお薬なので、

女性が飲むケースはほぼないと思われます。

しかし、女性にも気を付けていただきたいことがあります。

 

女性はフィナステリドに触れるのもNG

それは、フィナステリドの薬に絶対に触れないようにすること。

フィナステリドは皮膚からも吸収されるお薬です。

皮膚から吸収されたらどうなるの?

と思いますよね。

ざっくりと説明すると、フィナステリドは人の体内のテストステロンというホルモンに影響を与えるお薬です。

女性の妊娠には、様々なホルモンが関わっているのですが、

このテストステロンも妊娠に必要なホルモンの1つなのです。

ですので、フィナステリドが触れた皮膚から吸収されると、テストステロンが影響を受け、妊娠に必要なホルモンバランスが崩れてしまいます。

結果として、不妊につながる可能性があるというわけです。

もう一つ、女性に触れてほしくない理由があります。

 

胎児に影響が出る可能性も

不妊と少し話が違いますが、フィナステリドはそもそも妊婦さんや妊娠している可能性がある女性は飲んではいけないお薬だからです。

胎児に悪い影響が出ることが動物を用いた試験の段階で報告されているのです。

不妊を心配されている方だと、おそらく妊活中だと思います。

いつ妊娠していても不思議ではない環境にあると思いますので、触れないように気を付けましょう。

 

まとめ

フィナステリドによって、不妊になるリスクは男性と女性の双方にあることがわかっていただけたと思います。

ここで挙げたリスクを念頭に置いて、妊活に活かして頂ければと思います。

念のために、妊活中はフィナステリドをお休みすることをおススメします。

 

 

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